資源有効活用を基本としたエコシリーズ8月完成したモデルはこちら
写真手前:ALLブビンガ材モデル 奥:トップマンゴー×サイド&バックブビンガ
Bubinga(ブビンガ)
マメ科の木材としては有名な材ですね、何気なく聞くこの素材は熱帯雨林の中でも大きな巨木に育ち硬質性材としても楽器や皆さまがご存知なので一枚板の立派な高級テーブル・家具などにも利用されています。また、このブビンガ材には「神が宿る木」としても大切にされている方々も多く、私達はその自然の恩恵をより大切に使用しなければならないのです。
そしてこの材の特徴といえばまず杢目です。元に杢目の素晴らしさから材好きにはたまらない杢目が特徴として、更に比較的硬質性を持つことで楽器音色には最適なサウンドを得られます。印象としては透明感あるクリアな低音感とそして中音域の安定感がある印象を強く受けました。使いやすく取り回しよい個体だと思います。このブビンガ材は楽器製造した際の問題はまったくといっていいほど問題はないものの杢目や楽器形状のサイズ都合などで残念ながらはじかれてしまった材料であります。
その材料を集め、今回のモデルへと使用しました。たまたまこの写真に写っている個体にはサウンドホール隣に2点の黒い点がある。これが節と言われ以前より楽器製造箇所から外されてきた。このフシにより楽器製造が困難な場合はさすがに製造しないが見た目だけの問題であれば弊社は喜んで製造する。その個体それぞれの個性として他何というんだ!
それがエコティキ(エコロジー+ティキティキ)だ。
Mango(マンゴー)
マンゴー材はウクレレ愛好家には広く浸透している素材であると思います。よく言っているのはコアとマホガニーの中間音のような。
諸説・個人差ありますがしっかりトーンもある上に柔らかく優しい特徴があります。
ここに美しい杢目が加わっている。白色美人ながら杢目は案外エキゾチックな杢目が特徴ですよね。今回はブビンガとの共演により更に凄いことになっています。
指板写真
こちらにもエコの配慮を十分に兼ね備えている。指板は一般的に黒色に強いものが多い、しかしながら工場によって色染なども施し美しい真黒にしているケースもよくある。これは過去に豊富にあった材料より現在、希少になりつつある素材への配慮ではあり時代と共に職人達が編み出してきた技法の一つでしょう。このエコモデルでは指板の荒々しさなどあったとしてもそのまま使用し染めを施さない自然のままに使用している。これもまたエコティキの魅力を考えてもらいたい。
■ECO-C All Bubinga Model
■ECO-C Mango × Bubinga Model
今回は写真の2種類(共にコンサートサイズ)が完成した。
■ECO-C All Bubinga Model
■ECO-C Mango × Bubinga Model
価格¥88,000(96,800)
国内製造としては年々価格高騰により厳しくなってまいりましたが可能な限り、このエコ企画を続投できるように日々頑張っております。